注文住宅のコストダウンのコツについて詳しく解説!
注文住宅で家づくりを検討していると当初の予算をオーバーしてしまいがちです。なかには、あまりにも予算が上がってしまい、コストダウンしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。本記事では、注文住宅をコストダウンするコツについて紹介いたします。注文住宅を建てたいけど、予算を抑えたいという方は最後までご覧下さい。
注文住宅の主な予算オーバー原因
注文住宅で予算オーバーに陥る原因は、主に4つあります。原因を覚えておくことで予算オーバーを防ぎましょう。
何に対してどのくらい費用がかかるか理解できていない
注文住宅の場合、窓のサイズを一つ変更するだけで数十万円の追加費用がかかることがあります。何にどのくらい費用がかかるか費用感を掴むことで、余分な費用を削減するようにしましょう。
根本的に予算が足りていない
予算が極端に低い場合、オプションを一つ入れただけで、予算オーバーになりかねません。その場合、予算が自分達に妥当なものか、ライフプランをしてみるといいでしょう。
金銭感覚が麻痺している
注文住宅は、採用できる設備や仕様の選択肢が多くあるため、要望を詰め込んでしまいがちです。詰め込んでいくうちに、徐々に金銭感覚が麻痺してしまい、予算オーバーにつながるのです。要望をすべて詰め込む前に、それは本当に必要なものなのか考えるようにしましょう。
その他の費用を考えられていない
注文住宅は、建物の建築費用以外に様々な費用がかかります。この費用を考えられていないと大幅な予算オーバーにつながります。
注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳
注文住宅を建てる際には、建物費用だけでなく、それに付随する様々な費用がかかります。この費用を知らないことで、後から想定していない費用がかかり予算オーバーにつながることも。費用内訳を覚えておくことで、急な予算オーバーを防ぎましょう。
土地購入費用
土地から探して、注文住宅を建てられる方が支払う費用です。土地購入費用はエリアによって、価格差が激しいことが特徴です。例えば、土地代データによると浜松市の宅地の平均坪単価は、およそ22万円です(2022年)。同エリアでも駅までの距離や商業施設までの距離など、周辺環境によって金額が変動することも特徴です。
建築費用
建築費用には、建物建築費用と付帯工事費用があります。建物建築費用は、建物本体を建てるための費用で、建築会社によって費用にばらつきがあります。付帯工事費用とは、解体工事やエクステリア工事、水道などインフラ整備工事、地盤補強工事にかかる費用のことです。敷地状況によって、金額が変動するので事前に調べておくといいでしょう。
その他諸費用
土地購入費用、建築費用以外にかかる費用のことです。例えば、印紙税や登録免許税などの税金や住宅ローンを借り入れるときにかかるローン諸費用が該当します。その他諸費用は、住宅ローンに組み込めないこともあるので、借り入れした金融機関に確認するようにしましょう。
注文住宅のコストダウンのコツ
予算オーバーに陥る原因や費用について解説しましたが、せっかくの注文住宅なので、要望を叶えたいと考える方もいるのではないでしょうか。予算を抑えながらも満足できる注文住宅を建てられるコストダウンのコツについて、紹介いたします。
要望に順位付け
費用をかけるところと抑えるところを順位付けしましょう。例えば、目にみえないところは費用を抑え、譲れない希望にはお金をとことんかけるというメリハリをつけると満足できる家づくりが可能です。
凹凸をなくす
注文住宅では、外観や間取りに凹凸があるほど、費用が高額になりやすいです。凹凸があるほど、施工手間がかかり人件費や管理費が上がるからです。コストダウンしたい方は、極力、四角形に近い形状で間取りを考えるようにしましょう。
窓やドアを減らす
窓やドアをつけるほど、設備費用が上がります。窓をつけると開放感がでやすいというメリットがありますが、断熱性や防犯性が落ちるというデメリットもあります。
後付けできるオプションは入れない
コストダウンしたい方は、後付けできるオプションは入れないようにしましょう。例えば、造作家具や太陽光・蓄電池は後付けで施工できます。経済的に余裕がでたときに採用を考えてみることも一つの手でしょう。
坪数削減
一般的に注文住宅は、1坪50万円というように単価が決められています。坪数を削減するほど、コストダウンにつながるので、不要な空間やデッドスペースはつくらないようにしましょう。
水回りをまとめる
水回りを分散させると配管経路が複雑になり手間賃がかかります。キッチンやトイレ、浴室などの水回りは近い位置にまとめるといいでしょう。また水回りをまとめることで家事の効率性も上がります。
設備などのグレードをワンランク下げる
キッチンなどの設備をすべてハイグレードにすると予算オーバーにつながります。こだわりがない設備は、ワンランク下のグレードに変更することでコストダウンしましょう。
まとめ
以上、注文住宅のコストダウンのコツについて紹介いたしました!注文住宅は自由度が高く、自分の要望を叶えられるからこそ、予算オーバーになりやすい側面があります。予算オーバーする原因は、共通するものがあるので、事前に対策しておくといいでしょう。
また、要望にメリハリをつけることで、予算は抑えながらも満足できる家づくりが叶えられます。ぜひ本記事のコストダウンのコツを参考にしてみてください。