注文住宅を建てる際に起きがちなトラブルとその対処法について解説!
注文住宅を建てるというのは、人生で大きな買い物です。そのため、なるべくトラブルなく進めたいところですが、なんだかイメージと違う、これは工事のミスだろうか?といった悩みやトラブルが起こることもあります。そこで今回は、注文住宅を建てるときのトラブルや対処法についてご紹介します。
注文住宅を建てる際に起きがちなトラブル
注文住宅を建てるとき、どんなトラブルがあるのか具体例を挙げていきます。
ご近所からのクレーム
家を建てるには、どうしても工事をする必要があります。近隣住宅より工事の音がうるさい、ゴミやほこりがすごいといったクレームをもらうのは、家を建てる上でよくあるトラブルです。そのため、工事の前に何度かあいさつに行くなどして、今後の近所付き合いにひびが入らないように、ある程度コミュニケーションをとっておきましょう。
また、工事業者の車が近隣の道をふさいでいる、大工のしゃべる声がうるさいといった、事前に防げるクレームもあります。住宅の工事のチェックがてら、業者の態度に問題がないかもチェックしておきましょう。気になるところがあったら施工会社に改善を要求し、近隣住宅にもお詫びするようにしておくと、印象悪化を防ぐことができます。
工事が遅れてしまう
大雨ばかり続いて工事が進まなかった、地震などの災害にあってしまった場合などは、工期の遅延が発生しやすくなります。また、工事途中であるにもかかわらず、あまりに設計の変更が多いと、さらに遅れてしまいます。
もし、不安点や疑問点、悩んでいる点などがあれば、着工前に解消しておきましょう。加えて、施工側のトラブルにより工事が遅れる場合は、どんなトラブルがあったのか、どれくらい工期が遅れるのかなどを工程表などの書面に残してもらいましょう。状況によっては、違約金を請求できる場合があります。
イメージと完成品が違う
イメージしていたものと実際出来上がったものが、あまりにも違うというトラブルもあります。注文住宅の完成イメージを100%再現することは難しいです。そのため、施工業者とのイメージのズレを小さくするためにも、模型やCGなどで住宅のイメージを具現化し、こまかく確認できる施工業者を選ぶのがおすすめです。
さらに家の外壁の色なども、日光の当たり具合や強さによって、印象が変わります。できるだけ多くのサンプルを確認し、イメージ通りのものを選びましょう。
また、注文住宅で自分のこだわりのポイントに関しては、しっかり打ち合わせをしてイメージと現実に相違がなく、満足できるようすり合わせをおこないましょう。自分の頭の中にあるイメージを施工業者に伝えるために、写真やイラストなど自分のイメージと近いものを準備しておくと、イメージの相違が少なくなります。
工事にミスがある
完成して家に住みはじめたら、施工ミスや設備の不具合を発見し、住みにくくなったといったトラブルもあります。たとえば、目立たないけれど床に傷がある、住んで間もないのに壁などの塗装に色むらや剥がれがあるといった場合は、できるだけ早急に業者に連絡するようにしましょう。
注文住宅のトラブルを防ぐためには?
注文住宅を建てる際のトラブル防止には、どんなことに気をつければよいのでしょうか?
記録を残す
図面や書面、メールなどで施工業者とのやりとりはすべて記録に残しておきましょう。書面づくりを徹底的に行っておくことで、トラブルのときに内容確認ができます。自宅でも確認できるようにしておけば、安心です。
コミュニケーションをしっかり取る
近隣の住民や施工業者とは、コミュニケーションをしっかり取っておきましょう。家の出来具体をチェックしがてら、近隣の住民に迷惑がかかっていないか確認し、不満があれば自分で対応するか業者に行動してもらうことが大切です。
家を建ててしばらくは、近隣の人とは長い付き合いになります。友好的な関係を築くためにも、コミュニケーションを大事にしましょう。また、工事している様子をこまめに見学することで、工事完成前のトラブルを発見しやすくなり、完成後の修正を少なくすることができます。
万が一、トラブルが起きてしまった際の対処法
トラブルが実際起きてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?具体例を挙げます。
施工業者に対応してらう
工事による騒音トラブルが起こった場合は、施工業者に対応してもらいましょう。また、工事が遅延している場合も、施工業者に工期や家の引き渡し日がいつになるか確認してもらいましょう。大幅に日程が遅れるようなら、補償が発生する場合があります。
法律の専門家に頼る
近隣住人からのクレームがこじれて、嫌がらせをされるようになってしまった、明らかに業者の工事ミスなのに認めようとしない、イメージと違いすぎるといった大きなトラブルに発展してしまった場合は、自分で解決しようとせずに、法律の専門家に頼りましょう。
まとめ
注文住宅を建てる上でトラブルがあるかないかは、重要な問題です。あまりにもトラブルが多いと、新しい環境なのに馴染めないといった状況になってしまうかもしれません。高いお金をかけて建てた家なのに快適に過ごせないのでは、意味がないため、工事前や工事中に近隣の住民とは、積極的にコミュニケーションを取っておくことが大切です。そして、施工業者とも意見の相違がないように、しっかりコミュニケーションを取っておきましょう。